クソみたいな人生
シドみたいに頭天国に行きたい、自分にとって世界が意味をなさなかったらどんなに素敵だろうと思う。
シドのカッコ良さがわかんないって良く言われるけど、まあストレートにカッコ良くはないでしょうねって思う。ダサすぎて、吹っ切れ過ぎてて、逆にもうなんかかっこいいじゃんって感じ。限界芸術。芸術家がゴミを見て感動してるあれ。
私はそういうのが好き。くだらない俗物根性で高尚ぶってる人間なんか吐き気がするし(私も十分スノッブですが)、一生ローマのグロテスクな宮殿でも崇めてろって感じ。
シドが血だらけでベース持ってる写真をはじめて見た時私は凄く興奮した。こうなりたい!って思った。
シナトラのカバーのMy Wayが凄く良い。音楽馬鹿にしてんだろって出来。理論とか技術とか何もかも糞食らえって感じ。私はなんでもややこしく考えちゃうタイプだから、めちゃくちゃ元気でる。
ミュージック・ビデオの観客が上品なのもまた良い。
繊細な花模様とかが描かれてる食器の上にゲロのせて出された、みたいなかんじ。素敵。
[下:アクリル絵具、粘土で作った作品]
周りからどんどん人が居なくなっていく。
私のこと神様って言ってた人とか、持ち物とか服とか好きなものとか全部真似してた人も居なくなった。まあそういうのは友達とは少し違う気がするからいいけど。
皆どうせ居なくなるから、どうせ居なくなるんだろって思いながら過ごしてる。
小さい頃父に施設に預けるとか言われて育ったからか、誰かに見捨てられるのが極端に怖い。怖がりすぎだって、精神科医にも言われた。
見捨てられるのが嫌過ぎて人と仲良くし過ぎないように凄く気を付けてる。だからか、ずっと一緒にいても関係が進展しないとよく言われる。最初あった時から距離感が変わらないとも言われる。少しは頑張っても見たけど、結局一人になる。
愛着障害じゃない?とか言われるけどだからなんだようるせーな、って思う。だとしたら何?無責任に人に障害のレッテル貼って消えるんじゃねーよ、うるせー
父に男の子なら良かったのにって言われ続けたせいなのか、胸の膨らみが嫌で、制服の下にサラシとガムテープを巻いてた事も思い出した。そのせいで色んな差別にあった。ずっといじめられてたし。
でも髪は普通に長かった。なぜだか最近は坊主にしたいとよく思う。
あと父はお前に障害があったら育てられないとかも言ってたな。
私が小6でパンクファッションを始めたとき、父が
「俺が一番嫌いなタイプの女だ」と言っていて、私は嬉しかった。永遠にパンクでいようと思った。パンクは反逆の精神だから、私はパンクファッションで父に反逆することに成功したわけだ。自分が本物のパンクになれた気がした。
でもまあ、こんな人間だし、私がどんな人生を送ったかなんて皆興味ないし、友達はなかなか出来ない。よくわかんないけどめちゃくちゃな奴ってレッテルを貼られて嫌われることが多い。でも逆に極端に好いてくる人もいる。それはそれで困るんだけど。そういう表面だけのイメージで好きになってくれても、ついていけないとか、そんな人だと思わなかったとか言ってどうせ急に居なくなる。
夜になると急に自分が一人ぼっちな事が怖くなる。
粘土で作った胎児のために、赤ちゃん用のオルゴールをかける。お母さんの心臓の音入りのやつを。
粘土の塊を抱きながら狭い押入れの中に横たわると、なぜだか涙が出た。これじゃまるで私が赤ちゃんだ。自分で自分が気持ち悪い。全部がむかつく。
今までの記憶を遡ってはイライラして、そんな下らない事のせいで寝れない自分にもまたイライラする。いつもそうやって朝を迎える。睡眠薬が全然効かない。
なんだかまた怖くなる。私はこんな風に死ぬのかも知れない。そうやって何もしない同じような日ばかりがだらだらと続いていく。凄くイライラする。
別にどうでもいいんだけど。
暗いことばっかり言ってんな私。幸せになるとか全然考えられない。
2020年8月23日の記事を移動したものです。